喉頭とはのどぼとけの部分にある器官です。飲み込んだ食べ物が気管へ入る(誤嚥)のを防ぐ弁である喉頭蓋や、発声する為に必要な声帯を持っています。
喉頭がんは、この喉頭にできるがんの事です。喉頭がんはさらに3種類に分けられ、声門癌、声門上癌、声門下癌です。 喉頭がん患者の半数以上は、声門癌です。
喉頭がんの発生は圧倒的に男性に多く、男女別の発生比率は10:1となっています。また、喫煙により発生率が高まるがんであり、喉頭がん罹患患者の喫煙比率は9割以上と、喫煙と非常に高い相関性を持っています。
喉頭がんは症状に現れやすいために早期での発見が他のがんに比べて容易です。
おもな症状はノイズが混ざったような声(嗄声)になる事や、のどぼとけ周辺のイガイガした違和感などで、これらの症状が風邪をひいていない時でも起こる為に発見されやすいです。
喉頭がんは早期発見が容易な事もあり、高い治癒率のがんです。
喉頭がんは以前より機能を温存する方向で研究や治療が行われてきた事もあり、手術を行わない治療方法が進歩しています。
早期の喉頭がんの治療では、放射線治療のみで行われます。喉頭がん患者の実に8~9割は放射線治療のみで治癒します。
リンパ節への転移が見られる、放射線治療での寛解が見られない進行性のがんは、手術により患部を切除します。その場合でも、極力声帯などの機能を温存する方法が採られます。
転移や進行度によっては化学療法も行われます。